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信じる力

クラブの選手にとっては一区切りの、北信越高校総体、富山県中学選手権予選大会が終わりました。

中学生の選手たちには、「地区戦(県予選)は見に行かない。自分の力はしっかり出して、県大会にまずは進むこと。」

そう伝え、どの場面への指導に時間をかけるか私なりに選択をしていきました。


大会の予選を乗り越えようとするこの場面では簡単に乗り越えられない持ち記録の選手にとっては超極限状態です。


超極限状態では突然過呼吸になったり、涙を流したり、怒り始めたりと、通常の練習では怒らなかった精神状態になることが多くあります。


これを乗り越えられるかどうかが、彼ら、彼女らの短い陸上人生に加え、長い人生においてはとても重要な面にだと私は考えており、そこを乗り越えさせられるよう、日々の練習に加え、普段の何気ない会話や、大会中のアドバイスを行なっていけるよう最大限努力しています。


大会中の怪我

当クラブには中学生の地区大会は楽々超えられる状況のレベルの選手が多く在籍していますが、だからといって必ず超えられる訳ではないことは、ブログを読んでいただいている方も理解いただいているかと思います。私が高校2年の冬に参加した全国合宿では最終日に、インターハイでまた会おうと約束したメンバーのうち数名がインターハイのエントリーリストに名前がありませんでした。


それらの選手の多くは県予選で敗退したとのことでした。


何があるかわからないのが、大会というものです。


今回の中学生の地区大会では、2名の選手が大会中に割と大きめの怪我をしました。

200mで捻挫をした男子選手と、四種競技の走り高跳びで捻挫をした女子選手です。

どちらの選手もメイン競技ではないところでの怪我で、翌日にメイン種目を控えており、その種目においては県内トップレベルの選手です。


怪我をした日の夕方ごろに私に連絡が入り、明日に向けてどのようにしていくべきか指示をして欲しいというものでした。


このような状態での怪我においては必ずしも医者の言う通りにすることが最善の策とは言えません。

なぜなら、医者は怪我を治すことを最優先に考え、その時の大会の成績はあまり重要ではないからです。

どちらの選手も翌日に競技ができるレベルかどうかを確認し、出場の方向でギリギリまで行動しなさいと伝えました。2人ともそれには納得し、痛みを感じながらもウォーミングアップを行い試合に出場しました。


200mで怪我をした男子選手は翌日100mの予選と決勝が控えていました。

予選通過ラインは12.3ぐらいだろうと、地区戦通過の6位ラインは12.2くらいだろうと言う形ですが、11.5がベスト記録の彼でも、厳しい戦いであったことは確実でした。


四種競技で怪我をした女子選手は翌日走り高跳びが控えており、逆足踏切をいくか、短助走で最低限の記録を出すかの2択でした。


彼女は状況から、いつもの助走歩数の半分以下の短助走踏切を行い、130を超えた時点で6位入賞が決まったため終了しました。


2人とも本当に辛い戦いでしたが、最後まで信じ続け、極限を乗り越えました。


不安な気持ちからの脱却

私の専門競技でもある走り高跳びは、バーの競技のため、100%で踏み切れても結果に反映されるものではありません。その高さのバーを越えなければ結果にはならない訳です。


それゆえに、ほんの少しのずれから、浮きがあっても、バーを落とすと言うことが多々あります。


北信越大会では、ベスト記録145の女子選手が、開始の高さ145から戦いました。

なかなかの極限状態だったかと思います。


1本目を落とし、2本目も落とし、最終跳躍前、彼女をコーチングエリアに読んだところ、涙が出るか出ないかの状況で、誰がどう見ても彼女の極限状態でした。


2本バーを落とすのは正直仕方がありません。なぜなら、記録上の彼女の最高記録は145なので。

こういう競技は、下から少しずつあげていって、自信をつけながら高い高さに挑むのがセオリーですので、跳べなくても仕方ない状況でした。


しかしながら、助走の動きも悪くありませんでしたから、ポイントをまとめて、「ちゃんと跳べるはずだ」と一声かけ、ピットに向かわせました。


最後の一押しをどのようにするか考えた私は「いけるぞ!跳べる!!」会場内の誰よりも大きな声で叫び、彼女の気持ちの一押しを送りました。


145を3回目で見事クリアした彼女は安堵の表情で、次の150も挑戦することができました。




魔法の言葉

極限状態では考えて行動することがすごく難しくなります。そんな時、誰しも神頼みをするのではないでしょうか?


自分が信じて行ってきたことに対して、最後まで信じた選手にだけ、魔法がかかり、自分の想像を超えるような力が出せることがあります。


私の言葉はそのきっかけの言葉に過ぎず、信じる心を最後まで持った選手にだけその魔法はかかるのです。



 

フォーカスでは自身の目標達成から全国の大舞台での戦いまで、本気で競技と向き合う選手を育成しサポートしていきます。


参加条件は競技会への出場を前提とした練習を行いたい選手であれば中学生、高校生誰でも参加可能です。


お申し込みはホームページのお申し込みページもしくはお電話で

「090−2836−1501」担当:川辺


 
 
 

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